さまざまな体験で 豊かな心を育てる

「なすこと(体験すること)によって学ぼう」の保育方針のもと、人間本来の生命力を養い、素朴で愛性深い子に育って欲しいという願いを込めて、日々子供たちと関わっています。

豊かな心を育てるために必要なことは何だと思いますか?

心は、体の調和があってはじめて、優しさや強い意志が持てます。丈夫な体なくしては、心も育たないのです。そこで、順愛こども園では次の3つを保育目標の柱としています。

保育目標 心ゆたかな子

食育にも力を入れて取り組んでいます

子どもが豊かな人間性を育み、生きる力を身につけ健康な生涯を過ごすために、食育への取り組みは重要です。

特色ある保育活動

子どもはさまざまな人や環境との関わりの中で成長します。
順愛ではさまざまな体験の中でひとりひとりの個性や伸びる力が最大限に発揮されるよう保育します。

基本的生活習慣の自立支援、こども園としての養護、教育はもちろんのこと、保育目標を達成するために次のような特色ある活動を行っています。

薄着保育は、体温調節機能を活発にし自立神経をきたえます。

素足下駄は、足を鍛え、土踏まずの発達を促します。

食育は、繊細な味覚やバランスの良い食生活の基礎を作ります。
調理体験を通して、食に対する興味、関心 も育てます。

スイミングは、視点のない全身運動で、個々に応じた目標を立てるので、丈夫な心身を育てます。

バイオリン・リトミック・コーラスは、豊かな音感、リズム感、感性を育てます。

お泊り保育は、家庭を離れ、友達や保育士と生活する中で、自主性・協調性を育てます。

童話館は、保育士によるお話会で童話を楽しみます。

茶道・囲碁は、日本文化にふれて、心を落ち着かせ、集中力、考える力を養います。

世代交流事業は、地域のお年寄りとの交流をします。

・ その他体験保育…野菜作り・小動物の飼育・湖西連峰ハイキング・園外保育・クッキング

理事長からご挨拶

順愛こども園は、昭和28年舞阪学習会保育部として乳幼児の養護、教育を開始しました。私は舞阪の人たちのあたたかさにふれ、是非舞阪の役に立ちたいと、この事業に関わり始めました。

地震・津波と災害の不安が報じられる現在においても、できうる限り命を守る安全対策に取り組み、60年前と変わることなく、この地で、将来を担う乳幼児の健全育成のため努め続ける覚悟であります。

健全な精神は健康な体に宿る。この言葉のように、子どもの幸せな生涯のためには心身の健康が第一であります。まず健康で、そして成すことによって学ぶの保育方針により、様々な体験の中で身をもって学び、意欲に満ち、たくましく生き抜く子供を育成することが、私の願いであります。

乳幼児期に大人の都合での「よいこ」を望むのでなく、しっかり自分の意思を主張し、自分でやってみようと幼いころから前向きに取り組みたくましさを育て、40歳ぐらいに成長したとき、生き生きと輝く人になっていてくれることを願っています。

子どもは心の中にいつもお母さんとともにいて、お母さんの支えがあるからこそ、園での生活も楽しむことが出来ます。こども園は決して家庭には代われず、そして園長も保育士も決して、母や父の代わりになれません。

順愛に入園を考えてくださっている方には、お仕事また療養されていても、お子さんを愛し何よりお子さんの思いを第一に考えてください。お家の方が保育できない時間は、お子様の健やかな成長のため、私たちができうる限り、ひとりひとりを受け止め、明るくそしてあたたかく、養護・教育に力を注ぎたいと思います。

順愛会 理事長 鈴木 順一